トピックス
川で生まれ海に出て、長いながい旅のあと
ふるさとの川に帰ってくるサケ。
彼らは川の組成の違いを認識して生まれ故郷に戻ってくるのだと知ったときは
どの生き物にも特化された部分があるのかも知れないと思いつつ、
「すばらしい能力をお持ちですね!」と驚かされたものです。
秋はそんなサケたちの産卵時期であり、
高岡市石瀬の庄川でも、今月21日にサケのヤナ漁が始まりました。
ヤナ漁とは、川の中に足場を組み
木や竹で台を作った梁(やな)を設置し
上流から泳いでくる魚をとる・・・という伝統的な漁。
初日の捕獲量は過去最多だったようで、なんだか幸先がよいですね。
11月に入ると、土・日・祝には【庄川鮭まつり】も開催。
ワンコイン(100円)で食べられちゃう鮭なべは、今年も健在です。
そちらもかなり心ひかれますが、
サケが流れを遡ってゆくさまを眺められたり
大きなサケをつかみ捕りしたり。
“いのち”に触れながらいろんな体験ができるのも、このイベントの魅力のひとつ、なのです。
◆会場 石瀬庄川左岸河川敷
◆問合せ先 庄川鮭まつり実行委員会 TEL/0766-30-2583
※30名以上の場合は要予約
(tt)
自動車の運転免許を取ったはいいけれど
何年も自分で運転することなくきてしまった私は
車内が音で満ちるのが苦手でした。
運転に集中しなければいけないのに、音に意識が向いてしまうからです。
ペーパードライバーであったこと以前に資質の問題なのでは・・・と言われてしまいそうですが
心底共感してくださる方も、広い世の中には、きっといるはず。
今では、音楽でも会話でも、ほどほどに意識を配分できるようになり
“経験は人を成長させてくれるものなんだな〜”と、感慨深く思うことも。
運転中に限らず、音楽は気持ちや生活そのものも豊かにしてくれる、素晴らしいパートナー。
まったく同じ演奏はひとつとしてなく、その儚さゆえに
小説家・三島由紀夫による「金閣寺」では “生命に似ている” と表現されていました。
その日その時、その場所で奏でられる音楽は
そこにいる人たちだけが耳にすることができるもの。
今週末に行われる【Little Wing コンサート】+【SONGS Little Wing LIVE】は、
総勢20名のビックバンドやジャズコーラス、ギターの弾き語りまで
さまざまな“音”を楽しむことができます。
“今、ここだけ”の、生の演奏に浸る心地よさ。
たくさんの方に、味わっていただきたいものです。
(tt)
むかしの人たちは現代に生きる私たちよりずっと切実に
“叶うことなら、この日のこの瞬間をとどめておきたい”と願うことがあったのでは・・・
そう思うことがあります。
大切に残しておきたい場面を切りとれるツール=カメラを持つ私たちは、
そのぶん少しだけ、それがなかった頃に生きた人たちよりも幸せなのかもしれません。
さらに幸運なことに、
日本には優れたカメラメーカーがいくつもあり
皆さんご存知のニコンも、そのひとつ。
そのニコンのカメラやレンズ愛用者の相互親善と国際的交歓を目的として設立された
「ニッコールクラブ」では、毎年フォトコンテストを行っており、
海外からも注目を集めています。
◆ 長岡賞・第1部ニッコール大賞「釜で生きる」 / 石津 武史
ミュゼふくおかカメラ館では、11月15日(土)から来年の1月12日(月・祝)まで
【第61回 ニッコールフォトコンテスト写真展】を開催。
応募総数47,832点もの中から選ばれた入賞作品約250点を展示し、
モノクロームやカラーなどで部門分けされた作品たちを幅広く鑑賞できるようになっています。
全国レベルの優れた作品を間近に見ることができるのも、この写真展の醍醐味。
◆ 昨年の展示風景
期間中、12月13日(土)にはカメラ館館長の金山氏をむかえ、
【カメラ大好き!写真談義】と題した
写真の楽しさやカメラの魅力を語り合える場も、設けられているようです。
カメラを愛するあなたも、これから始めようかと考えているあなたも。
感度の高い作品にふれてモチベーションを高めてみては。
(tt)