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安念余志子 写真展「光のどけき」 / ワンダーフォト写真展
カテゴリー :イベントブログミュゼふくおかカメラ館
月日は百代の過客にして、行き交ふ年もまた旅人なり。
歌人・松尾芭蕉による紀行文、『奥の細道』。
その有名な序文の一節です。
一年のおわりが近づくこの時期に
来ては去り、去っては来る年を思わせるこの言葉を、ふと思い出しました。
年月のように永遠に旅し続けることは難しくとも
“どこかを旅したい”という欲求は、
だれしも少なからず持っているものなのではないでしょうか。
当協会ではご希望いただいた方へのパンフレット送付も行っており、
問い合せの電話やメールなどとあわせて
その“どこか”に高岡を選んでくれる人がたくさんいるのだ、ということを
日々肌で感じることができました。
国内だけでもあまたある“どこか”の中から、関心をむけ選んでもらった、しあわせ。
この喜びと感謝を胸に、来たる年も努めていきたいと思うばかりです。
そんなことを考えながら2015年に目をむけてみれば
年が明けて1月17日(土)〜1月25日(日)には、
あたらしい年を迎えたばかりの初々しげで清々しい雰囲気のなか鑑賞したい
すてきな写真展が、ミュゼふくおかカメラ館で開かれるようです。
南砺市出身の写真家・安念余志子による写真展、「光のどけき」。
風景写真の新人賞である前田真三賞を富山県人として初めて受賞した安念氏が
女性らしい視点から切りとった四季折々の美しい風景を、
こちらの展示では堪能することができます。
独自の感性に彩られた作品たちは
みる人の心を、きっと、やさしく癒してくれることでしょう。
初日となる17日(土)には、「安念余志子ギャラリートーク&ペンタックス645D体験会」も開催予定。
“安念ワールド”を作り出すパートナー・ペンタックス645Dの使い心地が気になる方は、
ぜひチェックしてみてくださいね。
◆ 昨年の展示風景(「ワンダーフォト写真展」)
さらに、1月31日(土)〜3月29日(日)には
おなじくミュゼふくおかカメラ館と、まちづくり福岡工房いっぷく処の2ヶ所で、
地域と世代を超えた繋がりをめざす写真展・「ワンダーフォト写真展」を開催。
例年どおり自由で幅広いテーマの作品たちのほか
北陸新幹線開業を記念して設けられた【とやま「ゆる鉄」部門】からも目が離せません。
今日をのぞいて残すところあと5日となった2014年。
新たな年が、皆さんにとって、幸福で実りあるものとなりますように。
よいお年を。
(tt)