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【平成の御車山】
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平成25年度から制作が進められている、『平成の御車山』。
8月1日(金)〜3日(日) 大和高岡店1Fアトリウム(からくり時計のあるスペース)にて、
その制作段階作品が一部展示されています。
公開作品の中には
完成時に山車のてっぺんに付けられて遠い存在となってしまう鉾留が含まれており、
間近に見ることのできる貴重な機会なのです。
鳳凰をかたどった鉾留は、本日井波からお出まし。
近づくと、木の香りがとても爽やかでした。
◆何人もの人にかしずかれる鳳凰(羽・尾なしバージョン)
◆羽や尾は、台に載せてから組み合わせる仕様
◆檜(ヒノキ)=薄い色 と 桐=濃い色 が模様のようになっていて美しい
木彫りのプロたちが最も苦労した部分は、
各パーツの核となる胴、とのこと。
釘を使わず全てを組めるように、緻密に計算されているのですね。
足の部分は中心に金属よりも軽い竹を使用するといった工夫も、なされています。
◆足の断面はこんなイメージ
鉾留は今後
漆工と箔押しを経て、美しい黄金色に変身してゆく予定。
木のやさしい風合いを楽しむなら、今がチャンスです!
◆尾はすでに漆が塗られているため、黒っぽい色
◆今の段階だからこそ見える印
期間中はこの他にも、車輪金具や相座人形の試作品を公開。
今日から始まる七夕にお出かけの際は、
こちらにもぜひ足を運んでみてください。
◆鋳物の技術が生かされた、「内扇」桜文様金具
最後に…
高岡市では『平成の御車山』制作への寄附を募っております。
この取り組みを応援してもいいよ!という方は、
ぜひコチラをご覧ください。
(tt)