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北陸新幹線新型車両試乗会に行ってきました。
カテゴリー :北陸新幹線
2月7日から9日にかけて実施されました北陸新幹線新型車両E7系(JR西日本では西日本の「W」を冠してW7系と呼びます)の試乗会に参加しました。一般の方は21万5千人ぐらいの応募があったと聞いています。今般の試乗会は、JR東日本とJR西日本の共同企画で、12両編成で催されました。早速、時系列をおって、旅日記的に紹介します。
(1)受付:まず、大宮駅で予め割り振られた車両毎に受付をします。ここで車両番号を期した参加者証(パス)を受け取ります。
(2)特別ゲートから新幹線構内に入り、16番ホームに待つ新型車両へと誘導されます。ホームには真新しく光るE7系の新型車両がすでに入線しています。先頭車両は早くもカメラの砲列を浴びています。富山のガラスづくり技術が光るコクピットを横目に、先頭車両のグランクラスを外から眺めます。
(3)割り振られた10号車に早速乗り込みます。車内の様子や照明を確認し、シートに座ってみます。
(4)シート:シートは赤を基調にした落ち着いた配色です。前の座席の背もたれに装備されたテーブルの裏のコメントを読みます。まず枕が上下に動くことが記されています。(残念ながら左右には動きません)そして、何よりもの新機軸は各シートにコンセントがついたことです。これでモバイル機器が自由に使えます。
(5)しかし、定刻の14:26になっても動きません。一昨日来、関東地方を襲った雪の後遺症で列車ダイヤにも影響がでており、16分遅れの14:42に出発しました。非常に滑らかな始動で揺れも少ないように思いました。一気にトップスピードかと期待しましたが、走行スピードに関するアナウンスはありませんでした。
走り始めて、まず車内放送を通じて、JR東とJR西から丁寧なご挨拶があり、さらに、関係者が各車両を直接まわって来られました。
(6)グランクラス見学:試乗会の走行中に話題のグランクラス車両の見学会も催されました。2分程度の見学会でしたが、豪華な革張りシートに身を沈めると非常にリッチな気分に浸れます。座席はコントローラーを使っていろいろな塩梅に調整がききます。これでマッサージ機能でもあればいうことなしかもしれません(失笑をかいそうですが・・・)。シートの右肩から突き出たのは何だ、と思ったら、すかさず「読書灯でございます」とのご返事。至れり尽くせりです。金沢開業以降はこの車両に専任のアテンダントがつくよし。大いに期待したいところです。(先行的にこの春から「長野新幹線」でも供用されるそうですが、その際、アテンダントはつきません)
グランクラスが、素晴らしすぎてグリーン席がかすんでしまうのではないかと、いらぬ心配もしてしまうほど豪華です。是非身銭を切って一度は味わいたいものです。
(7)寒風すきすさぶ軽井沢駅から大宮駅に戻って、今回の試乗会はお開きになりました。
ますます、期待の高まる北陸新幹線開業。もうすぐです。
(YG/RN)