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高岡のお隣の新湊大橋の自転車歩行者道「あいの風プロムナード」が6月16日(日)に開通しました。
カテゴリー :観光施設(高岡市外)
高岡市のお隣の射水市(いみずし)新湊(しんみなと)に昨年9月23日に開通した新湊大橋(しんみなとおおはし)は、海抜約50mに車が通る2車線の道路があり、その車道の下に自転車と歩行者の道路(愛称「あいの風プロムナード」)があります。ただし、車道のみが先行して開通し、「あいの風プロムナード」は追加の安全対策の工事を行っていましたが、その工事も終了し、車道から9カ月遅れで、6月16日(日)に開通となりました。さっそく行ってきました。
★長さ480m、幅3m、道路内高さ2.5m、海面からもっとも高い所で47mです。
★利用時間は6:00から20:00までです。
★昨年9月23日開通前日の開通記念イベントの様子はこちら。ちょっとユニークな経験をしました。
新湊大橋の全景です。高さ127mの白い2本の主塔からケーブルで橋げたをつり下げる斜張橋(しゃちょうきょう)というタイプの橋です。斜張橋としては日本海側最大です。その2本の主塔のひとつ外側の橋脚にエレベーターが設置されていて、その二つのエレベーターの間が「あいの風プロムナード」で、長さ480mあります。
10時から式典で、一般供用は11時頃と聞いていたので、11時10分頃に西側エレベーター(海王丸パーク側)に行ったら、約60人の人が開通を待っていました。反対の東側エレベーター前広場での式典を終えた富山県知事等ご一行の渡り初めが終わるのを待っていたのです。
ほどなく知事等ご一行も到着し、11時15分頃に一般供用が開始されました。
実は西側エレベーターの設置されている橋脚は海の中にあり、このように橋でつながっています。
いよいよエレベーターに乗りこみます。東側エレベーターは式典終了後、さっそく供用を開始したので、もう渡りきった人の第1陣がまず降りてきました。エレベーターは定員39人、高さ40m、昇降時間約30秒。
西側エレベーターを昇ったエレベーターホールの南側。右奥がエレベーター。左の窓から東を見て、天気が良ければ高さ3,000mの立山連峰が望めます。
今日はご覧のように天気は良かったのですが、立山連峰は見えませんでした。左に写っているのは主塔です。白いラインはガラスに最初から引いてありました。
西側エレベーターを昇ったエレベーターホールの北側。海王丸パークは目の前です。
こんな風に海王丸パークが見えます。左の橋脚が新湊大橋。右が海王丸パークで、帆船海王丸もよく見えます。
いよいよ「あいの風プロムナード」を渡ります。真ん中が47mと少し高くなっているので、平坦ではなく、前半は少し上り道、後半は少し下り道です。残念ながら、ご覧のように窓を大きくとっているわけではないので、眺めはあまりよくありません。
長さ480mの「あいの風プロムナード」は80mごとに足元にこのような表示があり、今どのあたりにいるのかがわかります。ちなみに、「あいの風プロムナード」の中にはトイレはありません。東西それぞれのエレベーターを降りてすぐの広場にトイレは設置されています。
左右3か所ずつ、途中でこのように少しだけ開放的なところがありますが、眺めがよくなるわけではありません。ちなみに、「あいの風プロムナード」の中には椅子は設置されていませんでした。
自転車の通行は認められているので(ただし乗車しての通行は不可)、ちらほら自転車も見かけました。
東側エレベーターホールの手前で写真パネル展を開催していました。
西を望むと海王丸パークが見えます。左にうつっているのは主塔。右奥に帆船海王丸。
エレベーターを降りて振り返るとこんな様子です。西側と異なり、東側エレベーターの橋脚は地面に立っています。
東側エレベーター前の堀岡緑地では開通記念イベントをやっていて、屋台も出ていました。新湊大橋をバックに「よさこい」を踊る人たち。
なお、海王丸パークと「あいの風プロムナード」西側エレベーターとの間は約1,000mあります。ただし、正式な連絡通路はまだ完成しておらず、現在は仮通路でつながっていますが、ご覧のように照明灯もなく、未舗装の砂利道ですので、足元にご注意ください。
(SH)