富山マラソン参加者必見!宿泊地、高岡での有意義な過ごし方

毎年11月に開催される富山マラソン。約14,000人のランナーが、富山平野を駆け抜けます。例年高岡市役所前がマラソンの出発地点なので、高岡市内を宿泊地に選ぶ方が多いですよね。

そんなランナーの皆さんのために、高岡での時間を有意義に過ごすための情報をご案内します!

富山マラソン参加者必見!宿泊地、高岡での有意義な過ごし方

レース中はちょっと見づらい「高岡大仏」

コース上にあるのに大会当日に見ることができない唯一の観光スポット「高岡大仏」。


マラソンスタート地点の高岡市役所を出発後、高岡古城公園沿いを走り、その後は土蔵造りの家々が立ち並ぶ「山町筋」を走り抜けるなど、高岡市内のコースは多くの観光地を巡ります。

コース上には、日本三大仏の1つ「高岡大仏」がありますが、レース中はその姿を見るのが意外と大変です。それは、スタート地点から約1キロととても混雑している上に狭い道路になっているため、写真撮影等による立ち止まりが禁止されているからです。走っている最中、背中越しに立派な大仏が鎮座しているのに、その姿を仰ぐことができないのです。

せっかくの機会、高岡に前泊する方は、自己記録更新のお祈りも兼ねて前日にゆっくり拝観するのがおすすめ!

ランニングコースとしても最適な「高岡古城公園(高岡城跡)」

富山県内で唯一日本の名城百選に選出されている「高岡古城公園(高岡城跡)」。公園の外周は約2キロとやや短めのコースです。

ほぼ堀沿いの歩道のコースなので、気分は皇居ラン!ただ、皇居ランより距離も坂道もゆるいので、レース前のゆるランとしてちょうどいい感じです。周り方に特にルールはありませんが、皇居と同様反時計回りで走ると、プチ皇居ランとしてより楽しむことができそうです。


公園を1周したら、次は、クールダウンがてら古城公園の中を散策するのもおすすめ!

高岡古城公園は、紅葉スポットとしても有名。紅葉の見ごろは11月中旬のためマラソン開催時だと少し早いかもしれませんが、色づきはじめた公園内を散策し心を癒しましょう。

公園内にある射水神社や無料の動物園は隠れた観光スポット。動物園の一角には、トキワ荘時代の多くの漫画家のデザインやサインが刻まれた「絵筆塔」があります。高岡出身の藤子・F・不二雄先生が描いたドラえもんも!日本の漫画の礎を築いた作家の方々に思いをはせてみてはいかがでしょうか?


また、先ほど紹介したように高岡市は藤子・F・不二雄先生の出身地。

ちなみに、マラソンの受付会場となっている高岡工芸高校は、藤子・F・不二雄先生の母校!隣接している高岡市美術館には、先生のマンガの原点やおもしろさに触れられる「高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」もあります。ドラえもん好きの方、藤子・F・不二雄先生が高岡で過ごした幼少期の思い出にもっと触れたい方は必見です!

高岡古城公園(高岡城跡)
高岡市街地のほぼ中心に位置するこの公園は、加賀前田家2代当主前田利長が築いた高岡城の城跡を、明治以来公園として開放したものです。…
高岡古城公園(高岡城跡)
詳細を見る
射水神社(高岡古城公園内)
地元の人々に親しまれる「射水神社」。境内は四季折々の草花があふれ、季節ごとの花手水や、樹齢400年の御神木「八重紅梅」が見どころ。…
射水神社(高岡古城公園内)
詳細を見る
高岡古城公園動物園
高岡古城公園内にある無料動物園です。動物園にはニホンザルや馬、フラミンゴやペンギンといった小動物を中心に約50種170点が飼育されて…
高岡古城公園動物園
詳細を見る
高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー(高岡市美術館内)
ドラえもんをはじめ、数多くの名作を生み出した、日本を代表するまんが家である藤子・F・不二雄先生は、その少年時代を高岡で過ごしまし…
高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー(高岡市美術館内)
詳細を見る

新湊大橋の下見を兼ねて、路面電車「万葉線」に乗ってプチ旅行

富山マラソン最大の難関は、コースのちょうど真ん中にある新湊大橋です。その高さは、トレンディドラマを風靡した大俳優をもってしても封鎖できなかったレインボーブリッジに迫る47メートル!

ひたすら上り、ようやくてっぺんまで到達したと思ったら、ひたすら下る。単純だけど過酷なコースです。早めに事前登録を終えて時間があれば、全国的には珍しい路面電車「万葉線」に乗って、下見を兼ねて新湊大橋までプチ旅行はいかが?


万葉線は、15分毎に運行。高岡駅から新湊大橋最寄りの終点・越ノ潟まで約50分。交通系ICカード決済にも対応しています。いろんなデザインの車両があり、中でも目を引くのがドラえもんトラム!ドラえもんカラーの青い車両で、乗降口はどこでもドア!車内にはドラえもんの仲間たちや秘密道具が散りばめられていて、見ても乗っても楽しめます。


新湊大橋は自動車専用道路のためマラソン当日以外は実際に走ることはできませんが、エレベーターで昇り、歩道部(あいの風プロムナード)を歩くことができます。高いところが苦手な人はちょっと厳しい高さですが、とても眺めがよくお勧めです。手ぶらで万葉線に乗ってきて、新湊大橋周辺をジョギングするのもよいかもしれません。

帰りは、坂下町電停で下車して横断歩道を渡ると、実際のコース上の軌道を踏むことができます。路面が濡れているときに軌道を踏むとかなり滑りやすく危険なので、当日のために軌道を体感しておくと安心です。

新湊大橋
富山新港に架かる新湊大橋。総延長はアプローチ部分も含めて3.6km、橋を支える主塔の高さは127m、海上に架かる主橋梁部は600m。日本海側…
新湊大橋
詳細を見る
万葉線高岡駅/ドラえもんトラム
高岡市出身のまんが家藤子・F・不二雄先生の代表的キャラクター「ドラえもん」は、2112年9月3日に誕生。ドラえもんの「生誕100年前」を記…
万葉線高岡駅/ドラえもんトラム
詳細を見る

マラソン後の自分へのご褒美づくり。「高岡地域地場産業センター ZIBA」でぐい呑みづくり体験


レース後の乾杯を楽しみに頑張って走っている人も多いはず。そんなあなたには、乾杯用のぐい吞み作り体験がおすすめ!

高岡は「高岡銅器」に代表される鋳物のまちで、市内各地で様々な鋳物体験ができます。



高岡駅からほど近い「高岡地域地場産業センター ZIBA」では鋳物体験をすることができ、約2時間で錫製のオリジナルぐい吞みが作れます(要事前予約)。体験のほかにも、富山県内の伝統工芸品などが多数展示販売されています。趣向を凝らしたカップや杯などもありますので、こちらでお土産を買うのも一考してみては。

錫のぐい呑みづくり体験は、高岡駅から徒歩約20分の金屋町にある「鋳物工房利三郎」や、高岡駅から車で約15分の場所にある「能作」でもできます。こちらもぜひチェックしてみてください。


オリジナルぐい呑みを作ったら、富山の地酒で乾杯!

富山の地酒は美味しいものばかり。なかでも、高岡が誇る銘酒「勝駒」は、富山にきたら必飲。激レアな日本酒として知られています。勝駒をつくる清都酒造場はわずか5人の職人で酒造りをしているので、限られた数量しかつくられません。流通量が少なく、富山以外ではなかなか飲めないお酒なのです。銘柄にもよりますが、香りはフルーティー、繊細で深みのある味わいです。

勝利の美酒を、お手製のぐい吞みで味わってみて!

高岡地域地場産業センター ZIBA
高岡地域地場産業センターでは、国の伝統的工芸に指定されている高岡銅器・高岡漆器・井波彫刻・庄川挽物木地・越中和紙・越中福岡の菅笠…
高岡地域地場産業センター ZIBA
詳細を見る
鋳物工房 利三郎
高岡の職人達がひとつひとつ熱き想いで造りあげた品物を揃えております。 高岡銅器を中心にした手造りの土産品が並んでおり、銅器製作工…
鋳物工房 利三郎
詳細を見る
能作
能作は、大正5年(1916年)創業の鋳物メーカーで、高岡に400年伝わる鋳造技術を用いて真鍮や錫(すず)製の鋳物製造しています。2017年に…
能作
詳細を見る
清都酒造場
吟醸銘酒「勝駒」の蔵元。創業は明治39年。小さい造り酒屋だからこそできる、おいしい酒造りにこだわっています。県内外の取扱酒販店にて…
清都酒造場
詳細を見る

旅先で困ったことは、Face to Faceの窓口「高岡駅観光案内所」「新高岡駅観光交流センター」で解決

慣れない旅先で、日常生活レベルのことでも困ることはよくある話です。

そんなときは、観光案内所で一気に解決!旅ランでは、例えば、こんな困りごとありませんか?


・カーボローディングを意識した食事が食べられるところは?(うどん・そば、お好み焼き、定食など)

・テーピングを忘れてしまったから現地調達したい、近くのドラッグストアはどこ?

・コンビニで朝食を買おうと思ったけど売り切れていた!近くにスーパーはある?車がなくても楽に買い物行けるところは?

・高岡のお土産は何を買ったらいい?

・ファンラン目的だから、おいしい魚を食べたい!


ネット検索でもそれなりに解決できますが、顔を見て相談すると地元ならではの情報も得られるかもしれません。高岡駅観光案内所、新高岡駅観光交流センターともに、午後7時まで利用できるのもうれしいポイント。

また、マラソンの受付会場となる富山市総合体育館で開催する「富山マラソンEXPO2024」にも毎年高岡のブースを設置していますので、こちらでもご相談ください!


高岡駅観光案内所
高岡駅改札を出てすぐ目の前、南北自由通路「万葉ロード」にある観光案内所です。観光スポットやイベント情報、宿泊や交通案内など旅のサ…
高岡駅観光案内所
詳細を見る
新高岡駅観光交流センター
北陸新幹線「新高岡駅」の改札を出てすぐ目の前!観光客の皆様に高岡市の魅力を発信する情報拠点です。高岡の観光スポットやイベントはも…
新高岡駅観光交流センター
詳細を見る

(番外編)早起きした朝のご褒美!立山連峰から昇る朝日

マラソンの朝、早起きする皆さんに朗報です。富山では、立山連峰越しに朝日が昇る貴重な景色を見ることができます。

富山県民の間では通説となっている「立山連峰が富山を自然災害から守ってくれている」という都市伝説がありますが、立山連峰越しの朝日を見ると「やっぱりそうかも?」と思うほど、とても神々しい眺めです。ちなみに、11月の日の出時間は、午前6時過ぎ。天気が良ければ、午前6時前から空がうっすらと白けてきます。ホテルの部屋が東向きの場合は、窓から見てみてくださいね。部屋から立山連峰が見えない場合も、ホテルでケーブルテレビの配信があれば雨晴海岸ライブカメラ映像を見ることができますので、こちらで雨晴海岸の日の出をご覧ください。

また、高岡駅2階の改札前からも雄大な立山連峰を仰ぐことができますので、高岡駅をご利用の際はこちらも立ち寄ってみてください。


天気が良ければ、マラソンスタートからゴールまでずっと立山連峰に見守られながらのレースとなります。神々しい立山連峰にレース当日の1日の安全を祈れば、みなさんも立派な富山県民かも!?

ページ
トップへ