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富山県高岡市の地は日本最古の歌集「万葉集」の全国有数の故地のひとつで、越中の地を詠んだ歌は「越中万葉」と言われています。高岡市万葉歴史館では、「越中万葉」の素晴らしさを全国の皆様に知っていただき、高岡市を訪問していただくために、日本各地に移動展示を実施しています。
【展示内容】
(1)越中万葉の概要紹介展示
・パネルを中心に越中万葉の世界をわかりやすく紹介
・越中国庁址碑(レプリカ)の展示
(2)万葉に親しみ、楽しむ高岡市の紹介展示
・市民参加型イベントなどの越中万葉の世界に親しむ高岡市の実態をパネルで紹介
・万葉集全20巻朗唱の会で使用する万葉風衣装の展示
・高岡市のキャラクター「家持くん」の紹介
(3)高岡市の観光地紹介展示
・万葉ゆかりの地だけでなく、高岡市の観光スポットを広く紹介
月日 : 2013年7月8日(月)〜10日(水)の3日間
開館時間 : 7月8日・9日は10:00〜18:00、10日は10:00〜13:00
場所 : NHK名古屋放送センタービル 1階 プラザウェーブ21
入館料 : 無料
(SH)
今日、「猿丸幻視行」でお馴染みの江戸川乱歩賞作家、井沢元彦先生の撮影会が市内で行われました。
今般は、同先生が週刊ポストで連載中の『逆説の日本史』が今秋連載1000回を迎えることから、その特別編として企画されたものの一環として高岡市内で万葉衣装を着ての撮影となったものです。
今回、古城公園と万葉歴史館で行われた撮影には、高岡万葉大使の竹川千尋さんも万葉衣装を着て一役買いました。
どうでしょう。この艶姿。
撮影に当たられたので、写真家入江泰吉の薫陶を受けた奈良在住の写真家、牧野貞之さん。きっといい写真になって記事に花を添えることになるでしょう。
残念ながら、どういうシチュエーションで記事になるのかは、10月ごろに発売される「週刊ポスト」を見てみないとわかりません。発売を楽しみにお待ちください。
(RN)
かつて、富山県高岡市の伏木の地には、奈良時代に越中国(現在の富山県)の国府が置かれていました。この国府に、わが国最古の歌集「万葉集」の代表的歌人である大伴家持が、5年の間、国守として在任していました。この美しい自然の中で、家持は数多くの秀歌を詠み、223首を万葉集に残しています。(万葉集全体での大伴家持の歌は473首)
これらの万葉集の歌は多くの人々に愛され、高岡の万葉ゆかりの地には、大伴家持像や多くの万葉歌碑が建てられ、高岡市も「万葉のふるさとづくり」に取り組んでいます。その代表的な行事が「高岡万葉まつり」で、代表的な施設が1990年(平成2年)に開館した、全国初の万葉集をテーマに据えた専門施設「高岡市万葉歴史館」です。
「高岡万葉まつり」のメインイベントである「万葉集全20巻朗唱の会」は、今年は第23回めで、10月5日(金)〜7日(日)に開催されます。高岡古城公園の濠に設けられた特設水上舞台で、万葉集全20巻4,516首の歌のすべてを、リレー方式で歌い継ぐビッグイベントです。朗唱者は全国から募集し、連続三昼夜にわたり、2,000人を超える人々が高らかに朗唱します。(→ただ今、朗唱者を募集中です。詳しくはこちら)
この他にも、芸能発表や大茶会、万葉故地交流会など多彩な万葉関連イベントが市内一円において繰り広げられます。これらのイベントを通して地域文化の高揚を図るとともに、全国各地へ「万葉のふるさと高岡」をPRしています。
今年7月に富山市内に開館した高志の国(こしのくに)文学館では開館記念展として「大伴家持と越中万葉」を開催し、越中万葉の魅力を富山県内外の皆様に広く伝えるとともに、この高岡市の「万葉集全20巻朗唱の会」への機運を高めていくために、9月15日(土)に高志の国文学館の「万葉の庭」の特設舞台で、大伴家持が越中の国守の時に詠んだ223首を詠う「越中万葉朗唱の夕べ」を開催します。ただ今、朗唱者を募集しています。募集人員は約100人で、定員になり次第締め切りになります。(→詳しくはこちら)
日時:2012年(平成24年)9月15日(土)15:00〜20:00
会場:高志の国文学館
参加費:無料
第1部
●一般朗唱(15:00〜17:30)
※朗唱者募集中。なお、朗唱いただく歌(短歌は2首、長歌は1首)及び出場時間は主催者側で指定。ただし、長歌を詠ってもよいかどうかのみ確認があります。
第2部
●黒川真理 氏(射水市出身)の琴演奏(18:05〜)
●招待者朗唱、朗唱・解説
※招待者:馬場あき子氏(歌人)ほか
★参考★
★当ブログで高志の国文学館 に触れたのはこちら。
★開館前の当ブログはこちら。
高岡古城公園の濠に設けられた特設水上舞台で、万葉集全20巻4,516首の歌のすべてを、リレー方式で歌い継ぐ「万葉集全20巻朗唱の会」。(高岡市)
高志の国文学館の正面入口。(富山市)
高志の国文学館の正面入口を入ると大伴家持の像。(富山市)
(SH)