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2022年12月12日
令和4年12月12日に勝興寺「本堂」「大広間及び式台」が国宝に指定されました!
瑞龍寺に次ぐ県内2か所目の国宝となりました。
【指定理由】
勝興寺本堂は、近世の大型真宗本堂として屈指の規模を持ち、江戸後期以降の我が国を代表する大型寺院本堂の一つである。大広間及び式台は、浄土真宗の対面所の初期形式から、入側を取込んで発展した、対面所の整備過程を体現する建物であり、歴史的価値は極めて高い。本堂、対面所を完備した、本山級に準じる連枝、別院格の寺院としては破格の規模、形式を誇り、全国的にみても大型真宗寺院の典型となる。
また勝興寺は、近世以降、加賀藩前田家の庇護のもと、本願寺との関係を深めた。我が国の社会に大きな影響を及ぼした浄土真宗が、畿内から北陸へ教線を拡大する中、地域の拠点となった宗教施設として、格式高い本堂、対面所をこの地に成立させたことは、深い文化史的意義を有している。