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夏のおさらい
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体温よりも高い気温を目にすることが多かった、ことしの夏。
字面だけをみれば涼しげな印象の北陸に位置する高岡でも、暑いあつい日が続きました。
いつまでこんな日が続くのだろう…と、暑さでぼんやりする頭で考えていたのも、すこし前のこと。
お盆を過ぎたあたりからは、蝉の鳴き声が変わってゆくのと時をおなじくして
朝晩に涼しさを感じることもまた、ふえたものです。
数日前に雨晴駅を訪れたときには、盛りの頃には目にもあざやかな色彩をはなつサルスベリが
落ち着いた色合いになって、辺りの風景にしっくりと馴染んでいました。
あんなにも、“はやく暑さが落ち着いてくれないものか”と思っていたのに。
いざそうなってみると、ゆく夏を惜しんでしまう。そんなひとも、きっと、多いはず。
幾らかのさみしさを覚えつつ、その気持ちの元をたどってみれば
惜しまずにはいられないほどの楽しい思い出に彩られた時間だったということなのかもしれないと、思い至るのです。
この夏もほんとうに色んなことがありました。
夏至のすこし前には、高岡開町の祖・前田利長公の遺徳をしのぶ【御印祭】が。
7月に入れば【戸出七夕まつり】に【海開き】と、夏らしくなってきて
新高岡駅にあるギャラリー「MONONO-FU」にも風鈴や団扇などの商品がお目見え。
季節ものと一緒に、ご要望の多かった十二支のお守り本尊も、ひっそりと、全種類とりそろえてみました。
※ 夏商品は9月中頃までの販売予定です
そして今月の初めにおこなわれたのは、高岡の夏の風物詩【高岡七夕まつり】。
さらさらと葉ずれの音が耳に入るなか、夜空に映える七夕をなんとはなしに眺めていると
「夏は夜」という言葉に、実感をもってうなずけたものです。
七夕まつりが終われば、今度は海や川で花火がみられたり国宝のお寺がライトアップされたり。
毎年おこなわれるものでも、年齢を重ねたり一緒に過ごす人がちがったりと、
その時々で見え方や感じ方が変わってくるもの。
来年はどんなふうにこの季節を迎えるのだろうと思いをめぐらしつつ、
【高岡クラフト市場街】や【高岡万葉まつり】といった、イベントづくしの来たる秋にも
きっと心浮き立つことが満ちているにちがいないと、期待に胸をふくらませ、そのおとずれを待ちたいものです。
(tt)