高岡市観光ポータルサイト

たかおか道しるべ

  • インスタグラム
  • teitter
  • facebook
  • お問い合わせ
利長くん、家持くん/観光素材ダウンロード

トピックス

2013年4月23日

二上射水神社築山行事が行われました。

カテゴリー :イベントブログ


 4月23日、二上射水神社の恒例の築山行事が執り行われました。この築山行事は古代信仰の形をよく残しているということで富山県の無形民俗文化財の指定を受けています。

 画像 004

 拝殿における神事のあと行事が始まります。まず、先頭の源太夫獅子が露払いをしながら行列を先導し、神旗がこれに続きます。

そのあとを神職、御幣ドン、太刀持ちなどが続き、さらに院内社、二上大神、日吉社の神輿が舟に乗って巡行します。画像 006

画像 010

 大鳥居まで行ったあと、いよいよ築山の前での神事が始まります。

画像 017

築山は、一番高いところに屋根に乗った天狗が斧をかざして鎮座し、四天王(持国天、増長天、広目天、多聞天)がこれを守護する形となっており、天上の神をお迎えする臨時の祭壇として築かれるものです。ちなみに、これに車輪をつけて動かしたスタイルが、高岡御車山の原初のすがたではないかと考えられています。

画像 029

画像 032

 しかし、こうして築かれた祭壇も、その日のうちに(厳密にいえば午後4時までに)解体してしまわなくてはなりません。というのは、そうしないと二上山に祀られていながら、祭りに招待されなくて機嫌を損ねた悪王子の神に取りつかれて、その年は凶作になるとされているからです。クワバラ、クワバラ・・・。

 (RN)

Copyright (c) Takaoka city Tourism Association. All Rights Reserved.