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2013年1月22日

中国人観光客誘致の「昇竜道は日本縁起街道 4県 著名社寺回る」の新聞記事に国宝瑞龍寺が登場。

カテゴリー :外国人観光客


 先日(1月8日)の北陸中日新聞に「昇竜道は日本縁起街道 4県 著名社寺回る」という記事が載り(→こちら)、記事中に高岡市の国宝瑞龍寺(ずいりゅうじ)も登場しました。

 

 これは日本を訪れる外国人観光客、特に中国人観光客に関する記事です。早くから日本訪問が解禁され、日本訪問に査証も必要ない韓国台湾香港から日本への観光客は半数以上は日本訪問が2回目以上で、旅行形態も団体旅行より個人旅行の方が多く、訪問先もどんどん多様化しています。特に台湾は訪日回数が6回以上という観光客が2割以上いるという親日国で、当ブログにも台湾からの視察や取材に対応した記事が時々登場します(→最近ではこちらこちら)。

 

 一方で、日本訪問解禁からまだ日も浅く、外国旅行もまだまだ一般的ではない中国は、初めて日本を訪問する観光客は8割以上で、団体旅行比率も8割です。つまり、圧倒的多数の中国人観光客は日本訪問が初めてで、団体旅行、つまり添乗員付きのパッケージ旅行で来日します。

 

 日本訪問が初めてですから、とりあえず有名なところを回ろうということで、中国人観光客の日程は、成田空港から入国し、東京やディズニーランドを見学し、富士山を見てから、京都を観光し、大阪でショッピングして、関西空港から帰国(もしくはその逆ルート)というコースが大多数を占めています。観光業界ではこのコースをゴールデンルートと呼びます。

 

 ところが、このゴールデンルートですと見事に中部地区や北陸が抜け落ちてしまいます。そこで考え出されたのが、中部国際空港(愛知県常滑市)から能登半島(石川県)まで東海北陸道などでつなげる観光ルートを、縁起の良い昇竜に見立てたドラゴンルート(昇竜道)なんです。

 

 能登半島の和倉温泉のとある旅館の社長が、ある日、地図を眺めていたら、能登半島は竜の頭に、中部国際空港のある知多半島(愛知県)は竜のしっぽに似ていることに気付いたことから始まりました。そういえば名古屋のプロ野球球団は中日ドラゴンズだし・・・

 

  ドラゴンルート(昇竜道)の沿線には、世界遺産の五箇山(富山県)や白川郷(岐阜県)、世界農業遺産の能登半島など、有望な観光資源があり、将来性があるということで、中部運輸局がこのアイデアに乗り、ドラゴンルート(昇竜道)を海外にPRするプロジェクトが辰年の2012年に始まりました。

 

 冒頭に引用した新聞記事は、このドラゴンルート(昇竜道)の魅力づけのひとつとして、沿線の7つの神社・仏閣を結ぶルートを「日本縁起街道」と称し、PR戦略を強化するものです。

 

 参加する神社・仏閣は下記の7つ。北から順番に並べます。
須須(すず)神社(石川県珠洲(すず)市)
気多(けた)大社(石川県羽咋(はくい)市)
瑞龍寺(ずいりゅうじ)(富山県高岡市)
白山比咩(しらやまひめ)神社(石川県白山(はくさん)市)
桜山八幡宮(岐阜県高山市)
真清田(ますみだ)神社(愛知県一宮市)
熱田神宮(愛知県名古屋市)

 

 残念ながら2012年後半からは日中関係の悪化で中国人観光客は落ち込んでいますが、将来的には、どんどん豊かになっていく中国からの旅行者が増えるのは確実。その時に、このような試みが実を結ぶといいですね。

 

大仏君の日記帳(高岡市観光協会のブログ)-日本縁起街道

(SH)

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