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2012年9月12日
明日9月13日(木)に普段は非公開の国史跡「前田利長公墓所」の一般公開があります。
カテゴリー :前田利長公墓所
高岡市は加賀前田家の第2代藩主の前田利長が403年前の1609年(慶長14年)に開町し、9月13日に入城しました。国宝瑞龍寺(ずいりゅうじ)はその前田利長の菩提寺です。そして、瑞龍寺と長さ約八町(870m)の八丁道(はっちょうみち)の参道で結ばれた先に、国史跡の前田利長公墓所があります。
1646年(正保3年)の建立当初の墓域の規模は、なんと5万坪とも伝えられており、古絵図によると以前は二重の堀もめぐらされており、大名個人の墓としては他に類をみない大きさと構造を誇りました。
今では墓域は約8,000㎡と縮小していますが、利長の廟は二段構造の方形墳墓で、全面が加賀の戸室石で覆われ、蓮華の陽刻が三段にわたって刻まれており、武将のものとしては全国一という高さ11.75mの堂々とした石塔があります。残念ながら普段は非公開です(柵越しに石塔は望めます)。
ただし、毎年9月13日(前田利長が高岡に入城した日)には墓前で前田利長公顕彰祭(けんしょうさい)が行われ、この日は特別に一般公開されます。明日9月13日(木)は10:00〜10:40に顕彰祭が行われ、10:40〜14:00に墓所の一般公開があります。詳しくはこちらをご覧ください。
前田利長公墓所はJR高岡駅南口から徒歩約14分。石燈籠に導かれて、利長の遺徳を偲んでみませんか。
(SH)