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石原裕次郎と三船敏郎が主演した幻の大作映画「黒部の太陽」が6月23日(土)に高岡で上演されます。
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富山県の代表的な観光地に立山黒部アルペンルートがありますが、その途中にある黒部ダムと黒部川第四発電所(通称「黒四/くろよん」)の建設は世紀の大事業といわれ、最大の難工事といわれた大町ルートのトンネル掘削の苦闘は映画「黒部の太陽」(1968年/昭和43年)に描かれ有名です。「黒部の太陽」は当時の日本映画界の2大スター、石原裕次郎と三船敏郎が企画・主演し、大ヒットしました。(ちなみに二人とも故人です。石原慎太郎東京都知事は石原裕次郎のお兄さん。)
ところが、石原裕次郎の「こういう作品は映画館の大きなスクリーンで観てほしい」という意思に基づいて、1968年(昭和43年)の公開以降はビデオやDVDなどのパッケージ化はされず、また、ほとんど上映される機会も無かっただけに、映画ファンからは”幻の大作”と呼ばれるようになりました。
これまで封印されてきた”幻の大作”「黒部の太陽」が、今年は東北大震災復興支援企画として44年ぶりに日本各地で特別チャリティー上映会が開催されています。売り上げは東日本大震災の被災者へ義援金として寄付されます。このプロジェクトは「裕次郎の夢/全国縦断チャリティ上映会」と称され、3月に東京でプレミア上映会が開催された後は、5月13日(日)の黒部市、大町市、福岡市をの上演を皮切りに150か所以上での上映が決まっているそうです。
高岡市では6月23日(土)に高岡市民会館で上映されます。映画の上映時間は3時間15分ですが、途中で休憩が入るため、見終わるのには3時間30分かかります。12:30開場、13:00開演、16:30終演となります。チケット販売は5月25日(金)朝10:00〜、全国のファミリーマート(イープラス) にて発売開始とのこと。関西などでは2週間にわたって上映される場合もあるようですが、高岡市の上映は今のところは6月23日(土)午後の1回だけのようです。
とっても楽しみですね。
「裕次郎の夢/全国縦断チャリティ上映会」 について詳しくはこちら 。
※高岡での上映は「上映スケジュール」欄の一番下(5月18日現在)に掲載されています。
※ウィキペディアでの「黒部の太陽」はこちら。
※関西電力の生活情報サイト「e-Patio」での 20世紀の大事業「黒部ダム建設」 はこちら。
※宇奈月町商工会 の「黒四を知る」はこちら 。
(SH)