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トピックス

2012年7月26日

 富山県ゆかりの作家や文学作品をはじめ、映画、漫画、アニメーションなどを幅広く紹介する、高志の国(こしのくに)文学館7月6日(金)に、富山市中心部に開館しましたので、さっそく行ってきました。(開館前の当ブログはこちら)。

 

 旧知事公館と隣接地を富山県が整備したもので、場所は富山県庁から約500m西になります。富山市中心部を流れている松川に面しており、JR富山駅から徒歩15分。富山市内電車で「富山駅前」駅から2つ目の「県庁前」駅で下車すると徒歩5分です。駐車場は2か所(東駐車場と南駐車場)あり、かなりの台数を停めることができそうですので、オープン当初の混雑がおさまれば、車の駐車に困ることはなさそうです。駐車場の駐車料金は有料ですが、文学館利用者については、3時間まで無料となります。文学館を見学して、レストランで食事をしても十分な時間ですね。
  ※アクセスについて詳しくはこちら

 

 文学館の入り口は3か所あります。松川に面した南からアプローチするのが正面入口で、他に北入口と西入口がありますが、中はつながっていて、どの入口から入っても切符売場には到達できます。ただし、北入口と西入口は一見すると従業員入口のようで(西入口は守衛さんもいるので余計にそう見えます)、広々とした庭を眺めながら南から正面入口に向かうのが一番気持ちが良さそうです。また、松川べりは桜の名所ですので、春先はとてもきれいな風景が期待できますね。

 

 超人気シェフ落合務氏のレストラン「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ・トヤマ」は守衛さんがいる西入口の横にありますが、上述のように中はつながっていますので、正面入口から入っても、北入口から入っても、レストランに行くことは可能です。

 

 館内は「ふるさと文学の回廊」、「企画展示の蔵」、「ふるさと文学の蔵」、「ふるさと偉人の蔵」などにゾーニングされています。

 

 「企画展示の蔵」では開館記念展「大伴家持と越中万葉―風土とこだまする家持の心―」を開催中10月14日(日)まで>。ただし、普段から高岡市万葉歴史館に親しんでいる身としては、格別の目新しさは感じませんでした。また、開館に合わせて富山県が企画したアニメ「マイの越中万葉体験記」(南砺市のピーエーワークス製作)がモニターで上映(約30分)されています。

 

 「ふるさと文学の回廊②」では、富山県ゆかりの作家10名がクローズアップされています。高岡市伏木出身で芥川賞作家の堀田善衛氏も直筆原稿や愛用品などが展示されていました。

 

 「ふるさと文学の蔵③」では富山県ゆかりの漫画家6人が紹介されていますが、当然ながら藤子不二雄A氏(Aは「○中にA」)と藤子・F・不二雄氏のお二人が(お二人とも高岡市出身)大きく取り上げられていました。

 

 ちょっと意外だったのは「越中の先人コーナー」。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の蔵書を収蔵する富山大学のヘルン文庫の紹介はまだわかるにしても、日本を代表する銀行の創立者であり、東京大学の安田講堂、日比谷公会堂を寄付した安田善次郎氏、“京浜工業地帯の父”と呼ばれる実業家・浅野総一郎氏、アドレナリンの抽出に成功した高峰譲吉氏(高岡市出身)ら7名が紹介されていて、このようなコーナーは予想していなかったので、あらためて越中の先人たちのことを学ぶことができました。

 

大仏君の日記帳(高岡市観光協会のブログ)-高志の国文学館 
南からアプローチする正面入口

 

大仏君の日記帳(高岡市観光協会のブログ)-高志の国文学館 
正面入口へのアプローチの横に広がる「ふるさと万葉の庭」。ただし、まだ整備中で庭の中を散策することはできません。

 

大仏君の日記帳(高岡市観光協会のブログ)-高志の国文学館 
正面入口を入ると大伴家持像がお出迎え。

 

大仏君の日記帳(高岡市観光協会のブログ)-高志の国文学館 
北入口。特に大きく入口を示す表示が無いので、入口かどうか迷いました。

大仏君の日記帳(高岡市観光協会のブログ)-高志の国文学館
「高志の国文学館」と表示があるので、こちらを進むと西入口に続きます。


大仏君の日記帳(高岡市観光協会のブログ)-高志の国文学館
西入口

 

大仏君の日記帳(高岡市観光協会のブログ)-高志の国文学館
西入口には富山県知事公舎であったことを示す
プレートが設置されています。


大仏君の日記帳(高岡市観光協会のブログ)-高志の国文学館
西入口にある「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ・トヤマ」
入口です。

大仏君の日記帳(高岡市観光協会のブログ)-高志の国文学館
入口にはメニューや営業時間などが表示されていました。

 

なお、館内は写真撮影禁止なので、館内の写真はありません。あしからず。

(SH)

2012年7月5日

 明日7月6日(金)高志の国(こしのくに)文学館富山市中心部にオープンします。旧知事公館と隣接地を富山県が整備したもので、場所は富山県庁から約500m西になります。富山県の文学といえば、大伴家持越中万葉から始まりますので、高志の国文学館ふるさと文学の回廊の導入展示はふるさと文学万華鏡「大伴家持物語」で始まると共に、第1回企画展示(開館記念展)は「大伴家持と越中万葉」です(7月6日(金)〜10月14日(日))。なお、高岡市にはすでに高岡市万葉歴史館(平成2年開館)があります。文学館開館の新聞記事はこちらこちら

 

 高岡市といえば漫画家藤子不二雄を生んだ地でもあり、常設展示ふるさと文学の蔵では藤子不二雄A(本ブログの藤子不二雄A氏のAは全て「○中にA」)や藤子・F・不二雄氏ら富山県ゆかりの漫画家にも焦点が当たります。第3回企画展は「藤子不二雄Aの世界」予定しているとのことで、こちらも漫画ファン・アニメファン必見ですね。

 

 常設展示ふるさと文学の回廊は、富山ゆかりの文学者紹介コーナーでもあり、高岡市伏木出身で芥川賞作家の堀田善衛氏も直筆原稿などが常設展示されます。文学以外の話題としては、超人気シェフ落合務氏のレストラン「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ・トヤマ」同時オープンします。同氏のイタリアレストラン「ラ・ベットラ」東京銀座、池袋、名古屋に5店舗あり、そのおいしさとリーズナブルな料金に、ついたニックネームが「日本一予約が取れないレストラン」。こちらも楽しみですね。レストランについて詳しくはこちら関連新聞記事はこちら落合シェフご本人の出店にあたってのブログはこちら開店準備のスタッフブログはこちら

 

 

(SH)

2012年5月31日

 4月29日(日・祝)に富山市内にオープンした富山県立イタイイタイ病資料館に行ってきました。開設に至る経緯は、「イタイイタイ病が二度と繰り返されることがないよう、貴重な資料や教訓を後世に継承するとともに、困難を克服した先人の英知を未来につなぎ、環境と健康を大切にする県づくりに資するために資料館をつくりました。」とのこと。

 

 イタイイタイ病の恐ろしさや克服の歴史が時間の流れに沿って展示されており、「子どもにもわかりやすい展示内容」を目指しただけあって、非常にわかりやすい内容になっていますが、文字情報をたんねんに追っていくだけで、見終わるのに30分かかりました。さらに詳しい情報を知ることができるタッチパネルや映像も見ていけば1時間はかかるでしょう。

 

 土・日・祝日はイタイイタイ病をわかりやすく解説したガイダンス映像(15分)の上映会(1日3回の上映)があるそうですし(→こちら)、事前に10名以上で申込むと、患者のご家族などで、イタイイタイ病の恐ろしさを実感し、多くの問題を乗り越えてきた「語り部」の方から、貴重な体験を聴くことができます(→こちら)。

 

 入場は無料。開館時間は9:00〜17:00(入室は16:30)。休館日は月曜日(休日の場合は翌日)と元旦です。2階建てですが、2階は資料閲覧室や交流学習ルームなどですので、展示は1階だけです。場所は富山空港の近くで、富山ICから車で約5分です。

 

 イタイイタイ病資料館は独立した建物ではなく、とやま健康パーク (正式名称は「富山県国際健康プラザ」)の一角にあり、同じ建物の中には、健康スタジアム(有料)や生命科学館(無料)があり、館外は屋外健康づくり施設(無料)となっています。

大仏君の日記帳(高岡市観光協会のブログ)-イタイイタイ病資料館
イタイイタイ病資料館入口

大仏君の日記帳(高岡市観光協会のブログ)-イタイイタイ病資料館
イタイイタイ病資料館全景

大仏君の日記帳(高岡市観光協会のブログ)-イタイイタイ病資料館
とやま健康パーク入口

大仏君の日記帳(高岡市観光協会のブログ)-イタイイタイ病資料館
とやま健康パーク全景


 なお、イタイイタイ病はいわゆる四大公害病のひとつで、
あと3つは水俣病新潟水俣病四日市ぜんそく資料館が開設されたのは3つ目。水俣病には水俣市立水俣病資料館新潟水俣病には新潟県立環境と人間のふれあい館(新潟水俣病資料館)がすでに開設されています。

(SH)

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