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今日からいよいよ12月。
子どもの頃は「もうすぐクリスマスとお正月がやってくる!」と
ひたすら楽しい気持ちでむかえていたように思います。
なつかしい記憶をふり返ったあとで、“今”に目を転じてみれば
おとなになってからは、なんだか気忙しく過ごしがち・・・という方も、きっと、多いはず。
そんなふうに、慌ただしく過ごされている働き者のみなさんに。
ただただ美しい音楽を求めるみなさんに。
【街角クラシック in Little Wing】を、ご紹介します。
ウイング・ウイング高岡10周年を記念して開催されるこちらのイベント。
今回は歌い手のひとりに高岡市出身の氷見健一郎氏をむかえ、
「アヴェ・マリア」をはじめとした親しみやすい曲目を聴かせてくれるようです。
今月6日までは二十四節気の「小雪」にあたり
わずかながら雪が降り始めるころ、とされています。
それにふさわしく、今週末の天気予報にはちょこんと雪マークが。
本格的な冬と新しい年への準備を前に、
ほんのいっとき、心やすらぐ時間を過ごしてみるのも、いいかもしれません。
(tt)
100人の優れた歌人の和歌に彩られた、小倉百人一首。
この秀歌撰に選ばれた歌のひとつに
心あてに 折らばや折らむ 初霜の
おきまどはせる 白菊の花 (『古今集』/凡河内躬恒)
という歌があります。
この歌を目にするたびに、
ひんやりと冷えた空気のなか、白い花が初霜をまとってきらきらと輝く様は
さぞかし可憐なんだろうな、いつか見てみたいな・・・と夢見てしまいます。
現実は「今日は初霜がおりた」と知る時分には
霜が姿を消してしまったあとだった・・・ということが多いのですが。
過去のデータをみると、
高岡に初霜がおりるのは例年11月20日頃〜12月中旬のあいだ。
初霜でなくとも、それをサクサクとふみながら歩く感覚は
なんだか懐かしく待ち遠しいもののようにも思われます。
そんなふうに初霜を気にとめつつ、2つの音楽イベントをご紹介。
今年でオープン10周年を迎えるウイング・ウイング高岡では
11月20日(木)に【街角クラシック in Little Wing】、
11月21日(金)に【SONGS Little Wing LIVE♯11】を開催。
前者はショパンのバラードやブラームスのハンガリー舞曲第5番といった
誰もがどこかで耳にしたことのある曲をヴァイオリンとピアノのやさしい調べで聴くことができ、
後者は音楽好きが集う空間での心躍る時間が待っています。
寒さに負けそうになる気持ちを少しだけおさえて足を運べば、
音楽とともにある心地よい時間に、ゆったりと浸ることができるでしょう。
(tt)
だんだん朝晩の寒さがつらくなってきたなぁ、と思っていたら、
あしたからもう11月でしたね。
11月には『雪待月(ゆきまちづき)』という名もあるのですが
歳をかさねるごとに心から「待っている」とは言えなくなった・・・という人も、多いのでは。
雪がふることで起こる“困ったこと”はもちろんあって、
「いつか雪のふらない冬を過ごしてみたいものだ」と思ったことがあったとしても
やはり、「四季をはっきり感じられるところに生まれてよかった」と、
ふとした時に感じてしまうのです。
とはいえ、本格的な冬に思いを馳せるにはすこし早い、いまの時期。
11月中に2度ある連休や
第3木曜日にむかえるボジョレー・ヌヴォーの解禁に、
個人的な楽しみを見いだしつつあります。
ボジョレー・ヌヴォーに限らず
なにかの解禁日はそれ自体がイベントのような。
そんなワクワク感を与えてくれるので、こちらも心待ちにしてしまいますよね。
今回で10回目の開催となる【SONGS Little Wing LIVE】は
県内のアマチュアミュージシャンの活動支援を行っている「SONGS 音創会」によるもの。
音楽好きのための表現の場であり、それに耳を傾ける人々がいてイベントになる。
こちらのイベントはきっと、回を重ねるたびに、
心待ちにしているひと=ファンを増やしているのだと思います。
◆日 時 11月7日(金) 20:00〜
◆場 所 Little Wing(ウイング・ウイング高岡1F 交流スペース)
◆協力金 500円
(tt)