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2014年7月10日
体験・見学のススメ⑤
カテゴリー :ブログ金屋町(かなやまち)
明治初期に初代利三郎氏が双型鋳物を始めて以来、
伝統的技法を守り続けている【鋳物工房 利三郎】 。
粋な青の暖簾が掛けられた店の裏手には
歴史を感じさせる工房があり、
そのなかで風鈴やペーパーウェイトなどの制作体験ができます。
今回は箸置き作りに挑戦。
まずは図案を決め、型に鉛筆で下書きしていきます。
次に釘を使って彫っていくのですが、
ペーパーウェイトを作る場合は、特に深く、幅を広くとって彫っていくと
模様が映えるとのこと。
彫り終わったら、
上下に分けられていた型を合わせて鋳込みの準備。
あつーい炎で溶かしたスズは、なめらかなで鏡のよう。
でも、このきれいな表面部分は不純物が含まれているため、取り除かれてしまうのです。
流し込んでから固まるまでは、あっという間でした。
型から出して冷まし、仕上げはプロにお任せ。
箸置きは2個出来上がるので、誰と使おうかと考える時間も楽しかったですよ♪
仕上げの作業場は体験場所のお隣にあり、ここがまた雰囲気抜群!
せっかくなのでご紹介〜。
覚書きが書かれた壁面は
時間を重ねた空間にしっくり馴染んでいて、思わず見入ってしまいました。
どこを切り取っても絵になる、作業場の一角。
◆ 風鈴 / ペーパーウェイト / 箸置き 制作体験 3,000円
(tt)