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2013年10月28日

故藤子・F・不二雄氏の緞帳用の珍しい原画が富山県水墨画美術館(富山市)の「お宝拝見――わが社の逸品展」で公開中です。

カテゴリー :藤子・F・不二雄観光施設(高岡市外)


 ドラえもんで知られる富山県高岡市出身の漫画家の故藤子・F・不二雄氏の珍しい緞帳(どんちょう)用の原画が、富山県水墨画美術館(富山市五福)で開催中の「お宝拝見――わが社の逸品展」で公開中です。

 

 これは1983年(昭和58年)に、地元の工芸品を紹介する高岡地域地場産業センターが設立された際、同センター内の小ホールに設置する緞帳を高岡信用金庫が寄贈。子供たちも喜ぶような絵柄にしようと、藤子氏に原画を依頼したとのことです。原画は横78.5センチ、横24.5センチの切り絵作品で、三日月が浮かぶ夜空を子どもたちを乗せた帆船が飛ぶ様子を表現した幻想的な作品です。藤子氏が手がけた切り絵作品は貴重だそうです。 

 

 緞帳の完成後、原画は高岡信用金庫の所有物になりましたが、最近まではほとんど公開されてきませんでした。しかし、昨年がドラえもんの生誕100年前であったことや、路面電車の万葉線ドラえもんトラムが登場したことを受け、昨年の10月から1年間にわたり高岡信用金庫本店で展示されていました(→当ブログの記事はこちら)。それが本店での展示を終え、今回の展覧会では高岡信用金庫所有のお宝・逸品として展示されているわけです。

 

 そうそうたる画家の絵が並ぶ中で、ちょっと異質なこの原画は、3室ある展示室の真ん中の部屋で、同じく漫画家で、つい最近お亡くなりになったやなせたかし氏の絵と並んで展示されています。高岡信用金庫本店で展示されていた時は、ロープで仕切られ、あまり近寄ることができませんでしたが、今回の展示ではぐぐっと近寄ることができ、切り絵の様子がよくわかります。公開は10月11日(金)〜11月24日(日)まで。この原画の展示替えはありません。

 

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これは高岡信用金庫本店で展示されていた時の写真です。

(SH)

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