トピックス
4月29日(日・祝)に富山市内にオープンした富山県立イタイイタイ病資料館に行ってきました。
カテゴリー :観光施設(高岡市外)
4月29日(日・祝)に富山市内にオープンした富山県立イタイイタイ病資料館に行ってきました。開設に至る経緯は、「イタイイタイ病が二度と繰り返されることがないよう、貴重な資料や教訓を後世に継承するとともに、困難を克服した先人の英知を未来につなぎ、環境と健康を大切にする県づくりに資するために資料館をつくりました。」とのこと。
イタイイタイ病の恐ろしさや克服の歴史が時間の流れに沿って展示されており、「子どもにもわかりやすい展示内容」を目指しただけあって、非常にわかりやすい内容になっていますが、文字情報をたんねんに追っていくだけで、見終わるのに30分かかりました。さらに詳しい情報を知ることができるタッチパネルや映像も見ていけば1時間はかかるでしょう。
土・日・祝日はイタイイタイ病をわかりやすく解説したガイダンス映像(15分)の上映会(1日3回の上映)があるそうですし(→こちら)、事前に10名以上で申込むと、患者のご家族などで、イタイイタイ病の恐ろしさを実感し、多くの問題を乗り越えてきた「語り部」の方から、貴重な体験を聴くことができます(→こちら)。
入場は無料。開館時間は9:00〜17:00(入室は16:30)。休館日は月曜日(休日の場合は翌日)と元旦です。2階建てですが、2階は資料閲覧室や交流学習ルームなどですので、展示は1階だけです。場所は富山空港の近くで、富山ICから車で約5分です。
イタイイタイ病資料館は独立した建物ではなく、とやま健康パーク (正式名称は「富山県国際健康プラザ」)の一角にあり、同じ建物の中には、健康スタジアム(有料)や生命科学館(無料)があり、館外は屋外健康づくり施設(無料)となっています。
なお、イタイイタイ病はいわゆる四大公害病のひとつで、あと3つは水俣病、新潟水俣病、四日市ぜんそく。資料館が開設されたのは3つ目。水俣病には水俣市立水俣病資料館、新潟水俣病には新潟県立環境と人間のふれあい館(新潟水俣病資料館)がすでに開設されています。
(SH)